令和五年三月十日 初めての稽古

2023/03/10(金)
初回

稽古は09:30から11:30の二時間だけど「初回だから九時までに来てください。」とのことで、いつもの通勤と変わらぬ時刻に家を出る。

平日の通勤時刻なので、お馴染みの混雑。
妻は慣れないと思うけれど。

早く着き過ぎた。

緑に囲まれた朝の弓道場はなかなか良い雰囲気。
入り口付近でぼーっとしていると、中で何か用意をされたいた方が声をかけてくれた。
初日であることを伝えると、道場を案内してくれる。
案内とはいえ、建物はそれほど広いわけではない。
その方が丹精している「矢道」(矢を射る「座」から的を据える「安土」までの間。矢が通る道。)に敷き詰めた苔について熱心に説明してくれる。
確かに見事な苔に覆われていて、踏んでも大丈夫だよ。といわれて歩いてみるとフワフワと心地よい。裸足で歩いてみたいかも。

09:00過ぎると生徒さんが集まり始める。
やはり女性ばかり数名。

先生はやはり袴をつけた高齢の男性がお二人。
先ほど苔の説明をしてくれた方は,この日の担当ではないようで,私服のままで補助的に指示を出す。

身支度は足袋以外は私服。
指輪・時計などはすべて外す。

この日から始めるのは我々二人だけ。
的に向かう先輩諸氏とは別に、後ろの方で歩き方から教わる。
能ともまた違う動きのよう。(能の動きを忘れているけれど)

弽(かけ/ゆがけ)の付け方。
弦から右手親指を保護するための鹿革製の手袋。いくつかの形があるようですが、代表的な三本指を付ける。薬指と小指はむき出し。

ゴム弓での弓の弾き方のおおよそ。

構えから体の動きなど。

最後に実際に弓と矢を持ち一連の流れなど。

「だいさん」・「かい」・「ひらき」
など聞いたけどどれのことやら。

なんだか慌ただしく二時間が過ぎた。

あまりにも非力な妻のために、練習用にと弱めのゴム紐をいただく。

海沿いのおしゃれなパン屋さんでパンを買って帰る。