令和四年六月十日 稽古の見学へ

2022/06/10(金)

新型コロナウイルス感染症が対岸の火事の噂だったころ

飽きやすい私が、しょうこりもなく何か新しいことを始めようかという話を妻としていた。
その候補として弓道を挙げると「それなら私も興味がある」と妻。
正確に言えば、私は三十数年前に一度だけ体験したことがあるが、なんにも覚えていない。
この年になって妻と一緒に新しいことを始める。
少しワクワクする。

上手い下手を別にして、私はこれまで自転車とテニスには試合に出場する程度に打ち込んだ時期があった。
この二つは今でも機会があれば再開したいと思っているのだが、妻は運動が苦手で一緒に楽しむレベルにを期待するのは難しい。

でも、弓道であれば二人で一歩目から始められる。
スポーツ・運動・武道というよりお稽古事としての弓道。

妻と二人で食事や映画や美術館や落語や、一緒に楽しむことが無いわけではないが、二人で何かを始めるというのはなんだかとっても嬉しかった。

が、その後、現実の脅威となった新型コロナでうやむやになったままだったけれど、さあ、そろそろ動かないとこのままになってしまう。

以前からネットで調べてあった自宅から電車で一時間くらいの弓道場。
ここで開催している講習会への参加について電話して、大勢の順番待ちですぐには参加出来ないが、一度見学に来なさいとのことで、本日参加。

金曜日の09:30。
エリア的には観光地だけど、なんとなく隔絶さえた空間に佇む弓道場。

私よりもかなり年上の男性の先生がお二人。
生徒さんは七人ほど。すべて女性。

簡単な説明を聞き二時間ちょっと見学。
難しそう。
妻は少し悩んだが、正式に二人で申し込む。
「半年くらいお待ちいただきます。」

賑やかな通りに戻り、おしゃれなお店でパンを買って帰宅。
「半年待ちか。冬になるね。寒いよね。」
色々と不安げな妻。

さて。

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