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  • 令和六年四月五日 第二章の序

    2024/04/05(金)

    都内赤坂で講談を聞いたあと,怪しい空模様だけど,ぎりぎり降らずにもっている。
    妻と二人,徒歩で魚籃坂へむかう。

    目的の弓具店には先客二名。女子高校生と母親か教師なのか。
    お店の方の姿が見えないが,先客の対応で奥で手続きをしているらしい。
    改装中の仮店舗なので狭い。

    時間はあるのでじっくり待つ。

    奥から顔を出した男性が,先客の対応を続けつつ,我々に声をかけてくれる。
    「弽と矢を」と伝える。

    伝えたとはいえ,前の客の対応は続く。
    部活か何かの大量購入らしい。
    何を買ったのかは判らないけれど,

    そのうちに入り口から店の方らしい女性が入ってきて,我々の対応をしてくれる。
    何となく沖縄イントネーション。

    この日の買い物は妻の弽と矢。
    (私は当面ヤフオクで入手したもので対応。サイズ的にも問題なし。)

    講習に矢は必須。
    弽は借りることも出来るけど,毎回選ぶのに時間がかかるのは,前の講習で一番無駄な時間だった。
    的前に何十回かは立っているので,最低限のことは判るはずだけど,店の方に問われるままに答えて,提示された選択肢を検討する。

    何kを引いているか?と聞かれて6kと答えると,少し困ったような表情で「矢も軽い方が良いね」と。

    妻の矢束(やづか)は77cm。

    弽(下弽付き)20,000円。
    ジュラ矢(1912)*6で16,000円。

  • 令和六年三月六日 第二章

    次の初級弓道教室の抽選に通ったとの知らせが届いた。
    定員に満たなかったのかもしれないが,人が少ないならその方がありがたい。

    開始は四月下旬からと未だ間があるけれど,そこで一からやり直してみる。

    どれだけ覚えているだろうか。
    道場に踏み入れる第一歩は左足で良かっただろうか。

  • 令和六年二月二十三日

    先生の熱心さ
    妻の心と体のバランス
    何よりも私の判断ミスにより,新年早々暗礁に乗り上げていた弓。

    四月から開始の初心者講習会があるので申し込んではいるが,定員を超えれば抽選になる。

    どこかでもっと小規模に個人的に教えてもらえるところはないかしらん。

    先日2/14,神保町に用事があり,新宿の職場からJRでお茶の水に向かう。
    少し時間の余裕があったので,神田に弓道具のお店があったなぁと検索したところ,考えていた「小山弓具」の他に,飯田橋駅近くに「山田吉邦弓具店」というお店があるらしい。

    飯田橋駅で降りて「山田吉邦弓具店」を覗いてみる。

    神田の「小山弓具」よりは狭い。
    他に客はがなかったので,ご主人にいろいろとお話を伺う。

    個人的に教えてもらえるところを伺ってみると,いくつかの道場を教えてもらえた。

    早速そのうちの一つに連絡をとり,先ず見学を決める。
    妻も了承。

    再開が近づくかもしれない。

    弓の道は厳しい。

  • 令和六年一月三十一日

    KM先生に電話。

    経過をお伝え。
    一旦次回2月9日に出席して終了するように勧められる。
    それはそうだろう。

    申し訳ないが妻の望む通りに進めたい旨をお話。
    まぁ,結果的には私の都合を優先しているに過ぎないのだけれど。

    最終的にはM道場に戻るつもりであることを伝える。
    身勝手この上なし。

  • 令和六年一月二十四日

    KM先生に電話。

    状況を説明。
    とりあえず26日は欠席と伝える。

    特例として土曜日に移って,あと10回延長をご提案いただく。

    検討させていただくことで電話を終える。

    規則として1クール10回で2クールまでしか受けられないとある。

    ありがたいけれど,あからさまに特別扱いになる。
    先生にも申し訳ない。
    そもそも,あと一回でゴネている時点で迷惑なのだけれど。

    妻と話す。

    私が伝えたのは。
    ・M道場の初心者講習は揃って終了したい。
    ・私だって現状で教わったことが身についたとは思っていない。
    ・別の初心者講習を受けようと思う。
    ・それが終了すれば,さすがにある程度形になると思う。
    ・講習途中でも,妻がある程度の手ごたえをつかめれば,その時点でM道場の修了証をもらおう。(くれるかどうかはあちら次第)

    概ね同意してもらえた。
    本末転倒感がすごいけれど。

    さて,別の講習会の候補は幾つかあるけれど,いずれも4月開始。
    随分と間が空いてしまう。少しは覚えたことも忘れそうだけど「初めから教えてもらえるんでしょ。」と妻は気にするふうもなし。

    そもそも,M道場の講習は一月に2回。
    二週間間が空くと,結構忘れてしまう。
    勿論ある程度自宅でも復習をするのだが,いかんせん普通のマンションの室内で弓を扱うのは無理。

    そこへいくと,検討中の講習会はどれも週二回!
    これなら忘れないうちに次の講習になって身につく,かな。

  • 令和六年一月二十二日

    日付があやふや

    今週の金曜日が初心者コース最終回。

    その話を妻に振ってみる。

    「行きたくない」
    と,意外な答え。

    いや,意外ではないか,前回の指導でへこんでいるのは判っていたので。
    でも,最後の一回に行かずにこのまま辞めてしまうつもりだとは思わなかった。

    リビングにいる妻の話をキッチンで聞く。

    ・次が最終回だから修了書をもらって終わることになる。いまのレベルでも形式的に渡されるとは思うけど恥ずかしくて受け取れない。
    (私も何人か修了書をもらう人を見てきたけれど,随分とぎこちない人もいて,試験の免状・免許とは違い,あくまでも講習が終了したという証ではあるけど。)

    ・弓そのものは嫌ではない。

    ・とはいえ毎日頑張って鍛えるほどの取り組みもしたくない。

    ・あくまでもあなた(私ね)に付き合って長くゆっくり取り組みたい。

    なるほど,そう聞けばそれなりに納得できる。
    さてどうしようか。

    あの道場は好きだ。あの道場で続けたいなぁ。

  • 令和六年一月十二日 稽古

    第2クール九回目,都合十九回目

    この日を含めて初心者講習は残り二回。

    ここ数回は,二人ともさしたる劇的な成長もなく,あいも変わらず一挙手一投足注意されつつも,皆さんのペースを壊すことなく的前での練習を続けてきたが,ここに来て妻にまさかの逆風。

    先生はいつものようにお二人。
    通常はお一人が的前を,もうお一人は未だ的前に立てない初心者に巻藁などで指導というかたちが多い。

    この日の生徒数はやや少なめの八名で,全員が的前での練習。

    というわけで,いつもは巻藁での指導が多い,つまり初心者を見ているKM先生も,的前の指導の補助についてくれた。

    入りたての頃から,絶対的に体力・体格が劣る妻に対して熱心に指導していただき,何とか的前に立たせていただいたが,巻藁で教わった全てを完璧に会得したわけでは無い。

    久々に妻の射をじっくりとみたKM先生にとっては,見過ごせないものがあったようで,的前から巻藁に戻されて,一からのやり直し。

    冷静に見て妻が教わったことすべてが出来ているわけではないのは間違いない。
    とは言え,それは私を含めて他の生徒さんも同じこと。

    おそらく,先日先生に電話で,講習終了後も指導を受けたいというお願いをしたことで,妻の射を取り立てて気にされたのだと思う。
    次回が最終回でもあるし。
    私の勝手な推察だけれど,どう考えてもそう。

    的前から巻藁に下げられるのは異例だし,他の生徒さんも少し動揺。
    とはいえ,先生の気持ちは妻にも判るので,久しぶりのしかも一対一でほぼ休みなしの厳しい巻藁稽古に最後まで必死に喰らいつく。

    こちらは的前に立っていても気が気じゃなかったけど……

    稽古後も先生から心構えを説かれ揃って傾聴。

    道場を後にし落ち込んだ様子の妻から「もうやだ」の一言。

    運動全般得意とは言えない妻にとっては,仮にも武道はやっぱり敷居が高かったのかと二人無言で歩く。

    妻の買い物で画材屋さんへ,無数に並ぶ絵の具の棚の前で長い時間をかけて一色を選ぶ姿に,やはりそちら側の人なんだとつくづく。

    最後の稽古をどうするのか,その後私一人で続けるか……

    夕食をとりながらさりげなくを装いつつ,弓についての話を振ってみる。
    ・先生に対しては感謝している。
    ・あれだけ何度も丁寧に指導してもらっているのに出来ないことが情けなくて自分がいや。
    ・弓には是非続けたいということではないが,もうやりたくないというわけでもない。
    ・もともとあなた(私ね)がやりたいと言うから一緒に始めたいと思っただけ。
    ・そのレベルの興味は変わっていない。

  • 令和六年一月十日

    道場のKM先生にお電話。

    初心者講習を終了した後で,どの様なかたちで弓を続けていくかの相談をさせていただく。
    「妻と一緒に」が必須の前提で始めた弓。
    出来れば今後も,初めから妻を見てくれたKM先生の指導を希望である事をお伝えした。

    色々とお忙しく難しいとのことだが,検討していただけることになる。

  • 令和五年十二月二十二日 稽古

    第2クール八回目,都合十八回目

    8K程度から10Kに弓を変えて,強すぎるということもなく引けている。

    妻は6Kくらいを引いているが8Kを持たせてみると引けそうなので,そのまま使わせてみる。

  • 令和五年十二月八日 稽古

    第2クール七回目,都合十七回目