カテゴリー: 覚え書き

  • 令和五年九月八日 稽古休む

    2023/09/08(金)
    第2クール三回目,都合十三回目

    の予定だったけど……
    六時起床。
    台風。
    直撃ではないが,なかなかの風雨。

    しばらく様子を見るが弱まる気配なし。
    久々に室内温度は30度を大きく下回り,熱いコーヒーを飲みながら昨晩のブエルタをオンデマンドで見る。
    ほどなく妻が私の寝室にやってきて「どうする?」と。

    気が進まないのは明らか。
    何しろ怖いこと,痛いこと,辛いことには極度に弱い。
    ここまで稽古を続けているのも不思議なほど。

    流石に無理に連れ出すわけにはいかず,一人で行くのも何か違うなぁと休むことにする。

    念のため道場に電話を入れてみるとMA先生が出られて「一人でも来られたらやります」……
    「我々二人はお休みします」とお伝え。

    七か月目にして初めての休み。

    先日SNSで「我々『弓道』はじめました。」と公言したのが,10年早いと弓の神の怒りをかったのかもしれない。
    だとすれば,各方面に迷惑をかけてすみません。

  • 令和五年八月十日 覚書

    2023/08/10(木)

    妻が録画しておいてくれた劇場版 ツルネ『はじまりの一射』を一緒に見る。

    射の瞬間にスローモーションで弦が切れたのかと思うくらい波打つ描写があり不満を漏らすと「表現の手法だから」と妻にたしなめられる。

    入場から構えから退場までの一連をアニメで見せてくれたらわかりやすいな。

  • 令和五年七月三日 覚書

    2023/07/03(月)

    初心者講習会の稽古は月に2回。
    これを五ケ月で10回が基本。

    コロナ禍前は月4回だったらしいけれど、それで五ケ月だったのか、10回(二か月半?)だったのか不明。
    今の五ケ月10回では概ね皆さん不足なので(覚えることが多すぎる!)、これを二回転の計20回が実質の基本回数らしい。
    なので,おそらく月4回五ケ月で20回が本来の講習だったのだろうな。

    20回でどこまで辿り着けるか判らないが、初心者講習はそれが上限。

    我々は三月から始めて六月まで、休まず八回通った。
    七月の2回で最低回数の10回をクリア。

    妻は明らかに苦戦している。
    毎回稽古前日から当日朝は「また怒られるのかなぁ……」とため息交じりにつぶやく。
    が、これはあからさまな演技が入っていて、コント的なお決まりになっている。

    正直なところ、(私もそうだけれど)未だ面白さとか楽しさとかには程遠いが、あと二回では辞めないと思う。
    「二人で」の意味が大きいので、もし妻が降りるようであれば、私もどうするか判らないのだけれど。

  • 令和五年七月二日 覚書

    2023/07/02(日)
    道具を追加購入。

    弽と弓太郎。

    いまだに(コロナ禍以来の)家庭内別居で、一人こもる寝室(仮)用に追加。

    弽はヤフオク。
    小さめのサイズが安価に出ていたので購入したが、以前の購入品とあまり変わらないサイズ感で妻には大きすぎる。
    前の方が新しくきれいなので、今回の購入品は予備に。

    弓太郎はメーカーから新品を購入。
    前の中古品より小型になった「令和型」。
    これはこのまま妻へ。

    これで、それぞれ好きな時に限られた内容とは言え稽古が出来る。
    出来る=やる、とは限らないけれど。

  • 令和五年五月四日 覚え書き

    2023/05/04(木)

    未だ道具を買うのは早い。
    先生からも言われているし、さすがに自分でもそう思う。

    けれど、今の月二回の稽古のペースでは、毎回一から始めるようなもので、手の内さえも身につかない。
    いや,手の内が大事なんだけれど。

    自宅稽古用としてヤフオクで中古の「弓・矢・矢筒・弽・予備の弦・胸当て」のセットを落札。
    「胸当て」が付いているので女性が使っていたのだろう。

    写真で見る限りは綺麗なもので、個人ではなくリサイクル業者が出品。
    確か2,000円からの開始で落札時には消費税込みで30,000円ほどに。
    オークションの怖いところで正直、当初の自己設定より上げてしまった。
    当たり前だが、新品をそろえるよりは安いし、扱いに慣れるための練習用として割り切って、道具というより時間を購入したつもり。

    ただどう考えても、道場とは比ぶべくもない自宅の天井高で弓を構えることも出来ないので、別途こちらも中古でジャンク扱いの「弓太郎」という練習用の小型の弓も落札。
    これなら室内で引くことも出来る。

    私と違って道具から入ることを嫌う妻なので、この買い物もお気に召さないと思ったが、理解してくれたようす。

    矢筒はピンク。
    女性ものであることは初めから判っていたし、そんなに強い弓ではないだろうから主に妻の練習用にと思っていたが、引いてみると私でも強いと感じるくらい。
    弽も私に丁度いい大きさ。

    状態も思った以上に綺麗なので、いずれ自分の道具を用意する段になったら、このまま私が使おうかな。

    私よりも苦戦している妻を見ていると、馬手(右手)で矢が抑えられず、パタパタと落とすことが多い。
    おそらくそこに気が行って、指導されている体全体の動きに気がまわらない。
    とりあえず、そこが安定すれば先生の指導を注意深く聞くことが出来るだろう。と思う。

    そういえば、妻の体力不足改善にとK先生から自宅でできる体力増強エクササイズのDVDをいただいたが、デッキでもPCでも再生不可……
    なんだか申し訳ないが、お返ししました。

  • 令和五年二月二十四日 覚書

    2023/02/24(金)

    見学からとうに半年は過ぎたが連絡が無いので、数週間前に妻に確認の電話を入れてもらった。
    「来月くらいになりそうです。決まったら連絡します。」との返事だったようだが、更にいまだ連絡が無い。
    待つのはかまわないのだけれど、参加予定は金曜日コースで、仕事を調整しなければいけないので、再度連絡してみる。
    「三月十日から来てください。」と。

    やっと始まる。
    「足袋を用意してください。」
    とりあえず用意するものはそれだけ。
    私は能の仕舞のワークショップに参加したときに使ったものがある。
    妻は足袋を新調してその日に備える。

  • 令和四年六月十日 稽古の見学へ

    2022/06/10(金)

    新型コロナウイルス感染症が対岸の火事の噂だったころ

    飽きやすい私が、しょうこりもなく何か新しいことを始めようかという話を妻としていた。
    その候補として弓道を挙げると「それなら私も興味がある」と妻。
    正確に言えば、私は三十数年前に一度だけ体験したことがあるが、なんにも覚えていない。
    この年になって妻と一緒に新しいことを始める。
    少しワクワクする。

    上手い下手を別にして、私はこれまで自転車とテニスには試合に出場する程度に打ち込んだ時期があった。
    この二つは今でも機会があれば再開したいと思っているのだが、妻は運動が苦手で一緒に楽しむレベルにを期待するのは難しい。

    でも、弓道であれば二人で一歩目から始められる。
    スポーツ・運動・武道というよりお稽古事としての弓道。

    妻と二人で食事や映画や美術館や落語や、一緒に楽しむことが無いわけではないが、二人で何かを始めるというのはなんだかとっても嬉しかった。

    が、その後、現実の脅威となった新型コロナでうやむやになったままだったけれど、さあ、そろそろ動かないとこのままになってしまう。

    以前からネットで調べてあった自宅から電車で一時間くらいの弓道場。
    ここで開催している講習会への参加について電話して、大勢の順番待ちですぐには参加出来ないが、一度見学に来なさいとのことで、本日参加。

    金曜日の09:30。
    エリア的には観光地だけど、なんとなく隔絶さえた空間に佇む弓道場。

    私よりもかなり年上の男性の先生がお二人。
    生徒さんは七人ほど。すべて女性。

    簡単な説明を聞き二時間ちょっと見学。
    難しそう。
    妻は少し悩んだが、正式に二人で申し込む。
    「半年くらいお待ちいただきます。」

    賑やかな通りに戻り、おしゃれなお店でパンを買って帰宅。
    「半年待ちか。冬になるね。寒いよね。」
    色々と不安げな妻。

    さて。